今 治 城

 
[Home]    [Index]    <<Back    Next>>
今治城の天主。 1980年(昭和55年)に再建された鉄筋コンクリート製の天守です。藤堂高虎は、今治城完成からわずか5年後の1609年に伊賀・津に移封になり、支城である伊賀上野城に天守を移す目的で今治城の天守を解体しました。そこへ1610年に丹波亀山城が西国大名による天下普請となり、しかも藤堂高虎が縄張りを勤めることになります。高虎は喜んでか、しぶしぶか知る由もありませんが、解体した今治城の天守をこの亀山城に寄進しました。江戸時代の長期に渡って今治城には天守が存在せず、それは丹波亀山にあって、その昔明智光秀が越えた老いの坂方面をにらんでいたことになります。   2008年8月21日撮影。