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大台ヶ原・東大台地区の正木峠付近の立ち枯れ及び風倒トウヒ(唐檜)。　地面には背の低いイトザサ(笹)が見えますが、1959年の伊勢湾台風でトウヒが倒れる以前の地表にはコケ類が繁茂していたそうです。コケ類がササに変わることにより、このササを主食とする鹿の数が増え、トウヒの実生や樹皮まで食べることにより、ますますトウヒが枯れるという複合的な環境破壊が進んでいるそうです。　　　2003年5月3日撮影。