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この南禅寺の三門は、歌舞伎の『楼門五三桐』での石川五右衛門（?-1594年）の「絶景かな絶景かな」という台詞で有名です。しかしそれは創作上の逸話で、実際の三門は五右衛門の死後30年以上経った1628年の建築です。藤堂高虎(1556-1630年、当時は伊勢津藩22万石藩主)が大坂夏の陣で戦死した一門の武士たちの冥福を祈る為に寄進したものです。　　1999年11月20日撮影。