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| 備中松山城からの高梁市と高梁川の眺め。 徳川時代の平和な世になってからは、麓の街はずれに城主の御殿や家臣の住居を造り、ここで政務をとっていたようです。御殿は残っていませんが(現在は高梁高校の敷地)、武家屋敷はいくらか残っています。駅までの道を歩いていますと、たまたま屋敷内の庭木に水を遣っていた年配の男性と玄関先の格子戸越しに立ち話をしました。「我が家は８石取りでしたが、隣は２０石もらっていました」とのこと。現在でも石高に応じた近所付き合いをしている様子が伺えました。山の中の静かな城下町です。JR伯備線に沿って流れる高梁川には水が豊かであり、吹く風も都会とは何か違っているように感じました。 2008年8月10日撮影。 |