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| 三井寺の釈迦堂。 三井寺は、７世紀に大友氏の氏寺として創建され、９世紀に唐から帰国した天台寺門宗宗祖の留学僧円珍によって再興されました。平安時代以降、皇室、貴族、武家などの幅広い信仰を集めて栄えていましたが、１０世紀頃から比叡山延暦寺との対立抗争が激化し、延暦寺の宗徒によって度々焼き討ちされる災難を経ています。更には豊臣秀吉によって寺領を没収されて廃寺同然となったこともありますが、こうした歴史上の苦難を乗り越えてその都度再興されています。この釈迦堂も、元々はこの位置にあった「食堂(じきどう)」を秀吉が破却し、その後に清涼殿を移築したものです(Wikipedia参考)。 2010年3月20日撮影。 |